人生の最期、終末期医療を考える

看護師として働いていると、病院でお亡くなりになるかたと接する機会がよくあります。
特にがん末期の患者さんの場合、「どこまで治療をするのか」という問題が発生します。
がん末期になるともう、根本的にがんを治すことはできません。
痛みに対して痛み止めを使ったり、吐き気に対して吐き気止めを使ったり…と、がん自体の治療というよりは、がんによって起こる諸症状を緩和する、と言ういわゆる対症療法となります。
また、延命治療の選択が必要になるときもあります。
呼吸が弱くなってきたとき、人工呼吸をつけると延命できるがどうするか、といったように。
確かに人工呼吸をつけると、機械が本人の代わりに呼吸をしてくれるので延命できます。
しかし、喉に管が入ったままの状態になるので、患者さん自身はとても苦痛を伴います。
また、人工呼吸器は倫理・法律上、1度装着したらもう外せません。
普段、医療に接している人で無い限り、このような問題があることを認識することは難しいです。
しかし今では2人に1人はがんで死ぬ時代です。
自分の親がこのような問題に直面する可能性も半々です。
ですので是非、家族会議をしていただければと思います。